ぱりさんの「お悩み別ご相談コーナー」101回目:【自分を許す】
あなたは「自分を許す」という言葉を聞くと
その意味がわかるほうですか?(*^_^*)
もしかして、
あなたはおわかりになった。(^_-)
もし、この変な表現の言葉を聞いて、
頭のなかがチンプンカンプン(?_?)な方は、
たぶん、とても精神的に健康な方です。
今という時代は、
この言葉の意味がわかる人が多いのです。
それほどにも、
この時代を普通に生きていると、
いつの間にか
自分を“許せない存在”と思うような極端な観念が
自然に起こるようになってしまったのです。
生まれてきたばかりの赤ん坊が
「自分を許せない」なんて言うと思いますか?
言うはずがありませんよね。
赤ん坊が、なによりもいちばん愛しているのは自分です。
というか本来、
自分に対する自然な感情を「愛」というのです。
赤ん坊は他人を知りません。
だから赤ん坊にとっては
見るもの聞くものすべてが愛の対象なのです。
生まれてきたばかりの赤ん坊の世界には
他人は存在しないからです。
でも、やがてその赤ん坊も
自分とはこの身体の内側だけなのだと教わります。
かくて“自分”と“自分以外”が生まれ、
“自分以外”はやがて「世界」や「他人」になります。
さあ、もうこうなっては
すべてを愛することは不可能です。
愛の対象は“自分の身体”に限定され、
“自分以外”は“自分”を脅かすかもしれないものになります。
そうなると“自分以外”への自然な感情は
「恐れ」と呼ばれるようになるわけです。
この“自分”と“自分以外”という分離は
じつは想像された架空の観念にすぎません。
でも、いったんこの教わった物語世界に入ると、
そう簡単には出られなくなります。
自分を身体に限定された人間は、
変化する身体として変化する現象世界のなかで
生き延びなければならなくなるのです。
その“自分”のサバイバル戦略のなかでは、
“他人”に愛される必要があり、
その一環として“他人”に「許される」必要が出てきます。
かくて“他人”に「許されない“自分”」が現れ、
やがて、“自分を許せない自分”までが現れるわけです。
“自分”と“他人”という想像された架空の分離が、
複雑怪奇な精神病の世界まで
一直線につながっているのがわかりますよね。
私たちの不幸は自分の思考を信じること、
そして、あるがままの現れを「許せない」ことと、
とても密接に関係しています。
このこんぐらかった状況は
「許せない」対象を、なんとかすることではなく、
「許せない」という観念自体を疑うことから
はじめなければならないのかもしれませんね。
というわけで今回は、
オーラソーマ辞書で、
【許す】という言葉を検索してみました。
ヒットしたキーフレーズは多くはありませんでしたが、
今回は【自分を許す】という観点で選んでみました。
オーラソーマのボトルたちは
私たちの最善を願ってくれています。
気になるキーフレーズがあったら、
参考になさってみてくださいね。
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