今回は、外国人の人権やアフガニスタンの現状について学べるイベントの情報をご紹介しています。

コロナ対策をしっかりしつつ、参加してみてはいかがでしょうか。

１．難民支援の現場から～住居支援～

２．アフガン問題を語ろう「難民カフェスペシャル」

３．「ワタシタチハニンゲンダ！」無料上映会

４．RAFIQスケジュール

住む所を探していたアフリカ難民Aさんの住居が、手続きに2か月ほどかかってようやく決まり、転居できました。

難民認定申請中には「特定活動6ヵ月」の在留資格を得て働いていましたが、不認定に伴い在留資格がなくなり、収容から仮放免になった人です。命の危険がある国には帰れず、日本では働けず貯金もなくなり友人の家に身を寄せていました。友人からの支援があると難民事業本部（RHQ）に保護費の申請もできません。

そんな中、難民支援者の知人から「賃貸物件があり、初期費用なしで難民に使ってもらいたい」という申し出があり、転居することができました。

Aさんは自分で家を見つけようと努力しましたが、身分証明書の「在留カード」もないために断れられていました。保証金等の費用も大きな負担でした。

今回もオーナーから受け入れの申し出があったのに、管理会社から「家賃保証会社」を付けてほしいと言われ、働けないために一度は断られてしまいました。しかし、オーナーとの直接契約とRAFIQのメンバーが連帯保証人になることで解決しました。

契約までには言葉の問題もありました。RAFIQのメンバーが契約書類を翻訳し、電気やガス開栓の連絡も手伝いました。冷蔵庫等の必需品は寄付品で用意し、友人の家を出てやっと保護費の申請条件が整いました。保護費の決定はまだですが、難民不認定の取消を求める裁判や再申請には何年もかかるため、生活基盤ができたことに本人はホッとしています。

昨年8月にアフガニスタンが再びタリバンを掌握してから間もなく１年になります。そこで、毎月第3火曜に開催している8月の「難民カフェ」は、アフガニスタンをテーマに語り合うことにしました。

アフガニスタンが現在どのような状態かは、報道が少なくなっていることもあり、なかなか詳しく知ることはできません。

今回の「難民カフェスペシャル」では、アフガニスタンの孤児支援を行っている「ラーラ会」の代表で自身もアフガニスタン難民であるレザさんとラーラ会のスタッフに現在の様子をお話ししていただきます。

また、日本のアフガニスタン難民受け入れの現状をRAFIQより報告します。

オンラインで開催しますが、現地参加も可能です。会場は毎月の「難民カフェ」と同じ「サロン・ド・アマント天人」2階のミニ映画館「天劇キネマトロン」で開催します。

難民カフェスペシャル

日時：8月16日(火)　19：00～21：00

オンラインの方は要予約　 Zoom ID等をお知らせします。

予約：申し込みサイト「こくちーず」からttps://kokc.jp/e/7acd18b2dbbb...

オンラインでは難民支援のカンパ500円を当日にご案内します。

現地参加の方は予約不要

マスクなどコロナ感染防止の対策をしてご参加ください。

場所：「サロン・ド・アマント天人」  2階「天劇キネマトロン」（大阪市北区中崎西1-7-26）TEL:06-6371-5840

参加費：2,000円（ウガンダカレー〈予定〉・チャイ付き難民支援カンパ1,500円＋劇場使用料500円）

主催：ネオ難民カフェネットワーク（RAFIQと天人の共催）

大阪弁護士会では、８月１日にドキュメンタリー映画「ワタシタチハニンゲンダ！」の上映会を開催し、上映後にはこの映画の監督と弁護士による対談で、これからの日本のあり方と外国人の人権について考えます。

本作品は、技能実習生や難民を含むすべての在日外国人に対する差別政策の全貌を浮き彫りにし、人権侵害に苦しむ外国人が異口同音に「私たちは動物ではない、人間だ！」と訴える日本の現状を明らかにしています。

映画「ワタシタチハニンゲンダ！」上映会・対談会  

参加無料・要事前予約 　※オンラインではありません。

日時：8月1日(月)　16:00～　（３時間程度）

会場：大阪弁護士会館２階ホール（大阪市北区西天満1-12-5）

登壇者：高賛侑監督、空野佳弘弁護士、中井雅人弁護士

予約：大阪弁護士会の申し込みフォームから　　　https://www.osakaben.or.jp/eve...

問い合わせ：大阪弁護士会 人権課　TEL：06-6364-1227　

難民裁判傍聴

他国では難民と認められるケースでも、日本では認められず在留資格を得られない人が多くいます。そのため、難民不認定の取消を求めて裁判になるケースが増えています。

傍聴者が多いことで市民の関心の高さを裁判官にも示すことができます。傍聴された方は担当の弁護士による説明会にも参加していただけます。傍聴および説明会に参加ご希望の方は、それぞれ申し込みサイト「こくちーず」から３日前までにお申し込みください。

※場所はすべて大阪地方裁判所（大阪市北区西天満2-1-10）で、説明会は裁判所近くの会議室に移動して行います。

※時間は弁護士による説明会を含み、終了時刻は予定です。

（1）難民不認定取消訴訟      8月5日(金)　10:00～12:00　

予約：https://kokc.jp/e/c3a7aa04dc0e...　

（2）難民不認定取消訴訟    8月25日(木)　11:30～13:30　

予約：https://kokc.jp/e/cab836e84f31...

（3）退去強制令書・難民不認定取消訴訟  9月7日(水)　13:30～15:30　

予約：https://kokc.jp/e/695776b3df33...

難民初級講座「難民についてもっと知りたい」&ボランティア説明会

講座では日本の難民受け入れの現状と課題を詳しく解説し、ボランティア説明会ではRAFIQの活動内容を紹介しています。受講された方にRAFIQ編集のテキスト『もっと知ろう！もっと考えよう！難民のこと』をお送りします。

毎月第二土曜　次回8月13日(土)、次々回9月10日(土)　

14:00～17:00　※16:00からはボランティア説明会

オンライン（Zoom）で開催　要予約

参加費：2,000円（RAFIQ会員1,000円・学生1,000円）

予約：RAFIQホームページから申し込みサイト「こくちーず」にリンクしています。

http://rafiq.jp/learn.html#mai...

※予約された方には開催の約1週間前に参加費の振込先をお知らせします。入金確認後にZoom ID等の詳細をお知らせします。

難民カフェ

難民について自由に語り合います。オンライン（Zoom）で開催しますが、現地参加も可能です。

日時：9月20日(火)　19：00～21：00

オンラインの方は要予約　 当日に500円の難民支援カンパをお願いしています。

予約：申し込みサイト「こくちーず」から

https://kokc.jp/e/36be947bebf8...

現地参加は予約不要　「サロン・ド・アマント天人」（大阪市北区中崎西1-7-26 ）TEL:06-6371-5840
要1,500円（カレー・チャイ付き難民支援カンパ  ）

RAFIQはみなさまからのご寄付を活用して、関西に暮らす難民を支援しています。

RAFIQに支援金を送る
https://congrant.com/project/cgrafiq/2933

クレジットカードもご利用いただけます。

オンライン寄付サイト Give One で「困窮する難民申請者への生活支援事業」に支援金を送る
https://giveone.net/supporter/project_display.html?project_id=20367
Give Oneでの寄付は税金控除の対象となります。

次回のRAFIQ Magazineは、９月下旬の配信予定です。８月はお休みさせていただきます。