RAFIQの2021年1月~6月の難民支援について報告します。
22名の新規の難民から相談がありました。その内、大阪入管の収容者は3名でした。
継続して27名の難民の支援を行っています。(前年度は55名を支援)
コロナ禍で入国ができないので入国直後や入管収容者はかなり減っており、入管からの連絡も少なくなっています。しかし、難民申請中で6か月の在留資格を持っている人に不認定の通知が届くことが多く、新規の相談はほとんどがこのケースでした。参与員による審尋が、RAFIQの支援対象者ではこの半年で一度も実施されずに不認定が決定されています。在留資格が切れる日が近い人も多く、緊急な対応が必要でした。新たに6名の難民に弁護士を付けました。裁判は、「難民不認定取り消し訴訟」3件、「退去強制取り消し訴訟」1件を行っています。
生活支援としては、現在、24名に毎月、支援物資を送っています。コロナ感染防止と生活支援を目的とするもので、このほか「ふーどばんくOSAKA」から提供される食料を活用した支援も隔週で行っています。
コロナ禍でも、会員の協力で平日は事務所を開所することができ、難民支援を続けることができています。問題の多かった入管法改正案は廃案になりましたが、何一つ解決されておらず「難民問題」はコロナ禍でより深刻になり、就労できない難民が増えています。
私たちは無償のボランティアで活動を行っています。ご寄付の協力をよろしくお願いいたします。
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