入管法改正案の強行採決が危惧されていた5月には、弁護士会を中心とした反対アクションが全国各地へと広がりました。RAFIQの会員も支援者として参加し、難民保護の必要性をアピールしました。参加者の声をご紹介します。
「強行採決の見込みが高まるにつれじっとしておれず、東京地区でのデモと国会前シットインに計3回、参加しました。デモは100人程度、シットインは300人程度で、あまり大規模とは言えませんでしたが、各地でのデモやSNS等での反対の声が今回の廃案に繋がったものと言えます。また立憲民主党など野党が国会内で頑張れたのも市民の後押しがあってのことでした。声を挙げることの重要性を改めて認識できたのですが、同時に名古屋入管で亡くなったスリランカ人ウィシュマさんの死亡事件があったことやコロナ対策の不手際などによる内閣支持率の急落があったことから新たな問題を起こしたくないという政府の思惑も働いたものと思われます。
ウィシュマさんのご冥福をお祈りすると同時に、今後も入管当局の姿勢を注視しなければなりません。」(RAFIQ会員Tさん)
「5月16日に行われた大阪弁護士会有志の集会・デモに参加しました。デモに参加するのは、初めてでした。
当日の午前中は、激しい雨模様でしたが、午後の集会の時間には雨も止み、反対を訴える様々な方の話をしっかり聞くことができました。
新型コロナ感染防止の観点から、全体的に静かな集会・デモとなったのではないでしょうか。静かであったとしても、平和的に自分たち市民の意思を訴える、とても大切な行動であることを体感しました。また、同じ思いを持つ人たちの少しずつの行動が、事実上の廃案にできたこと。その行動の1つに参加できたことは、自分にとってよい経験となったと感じています。」(RAFIQ会員Mさん)
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