一人でも多くの方に日本の難民問題を知ってもらうことが、日本に逃れてきた難民の保護につながります。RAFIQは毎月、難民初級講座、GLORRYゼミ(ワークショップ)を開催しているほか、依頼があれば講師が出向いて出張講座や講演を行うこともあります。
今年は、その依頼が増えており、特に高校から授業の依頼が相次いで3件ありました。
8月には大阪府立藤井寺高校で、9月には大阪府立東淀川高校で、10月にはプール学院高等学校でそれぞれ、SDGsや多文化共生社会などをテーマとする授業で、学生たちは日本にもある難民問題について学びました。世界の97人に一人が移動を余儀なくされていること、日本にも1万人以上の難民認定申請者がいること、そして日本の難民認定率は1%にも満たないことなど知らなかったことが多く、困っている外国人に対し自分たちにできることは何かを考える機会になったようです。
このほかにも10月には、東大阪市と大阪市の男女共同参画センターから、それぞれ女性による地域課題の解決や、日本語教室のあり方などをテーマとする会合に招かれ、関西での難民支援について広くいろいろな立場の方にお伝えすることができました。
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