ADH、ALDHの働きもがんリスクに関連しています。 日本人の5~7%ではADHの働きが弱い人が見られ、これはアルコールが体内に長時間残りアルコール依存症になりやすい体質です。アルコール依存症の約30%がこの体質といわれています。
また、ALDHの働きが弱い人はアセトアルデヒドの分解が遅いため赤くなりやすく二日酔いを起こしやすい人で、日本人の約40%で見られます。
アルコールとアセトアルデヒドには発がん性があることが分かっています。 ADHとALDHの働きが弱い人が飲酒を続けると頭頚部や食道の発がんリスクが高まります。7)
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