昨年の10月25日にスーダンで軍事クーデターが起き、1年が経過しました。日本ではスーダンの情報がほとんど報道されていません。
スーダン医師会は11月24日の段階で死者120名と発表しています。(スーダンの新聞「スーダントリビューン」WEBサイト11月24日の記事)
スーダンは、30年間政権に就いていたバシール大統領が、2019年に失脚し新しい民主化プロセスに進む準備を行っていました。その準備半ばで軍事クーデターが起きました。その後、市民の抗議活動が続いています。
RAFIQでは、コロナ以前から入国していたスーダン難民を数名支援しています。一人は難民不認定取消訴訟も行っています。
アメリカは、今年3月にスーダンを一時保護(TPS)指定国にしました。その理由は「個人が安全に帰国することを妨げる異常で一時的な状況に基づいている」として、1年半の就労可能な在留を認めました。さらに11月16日に、この期間を2024年6月まで延長すると発表しています。
翻って日本は、スーダンについては特別在留許可を出していません。ウクライナやアフガニスタン、ミャンマーに1年の在留を認めているのみです。クーデター後の再申請者に対しても難民認定はされていません。人道的な配慮から、日本に逃れているスーダン人に対しての一時保護と、難民認定申請者に関しては早急に認定を行ってほしいものです。
アメリカ国務省サイト(英語)一時保護指定国スーダン
https://www.uscis.gov/humanita...
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