ロールモデルのない時代への突入「LIFE SIFT」①


秋が深まってきましたね。昨日、八戸のせんべい汁をおばあさんが作って分けてくださったのですが、薄力粉で作った具としょうゆ味の味付けが、九州の「ダゴ汁」を思い出し、なんだか懐かしくなりました。

やっぱり、味の記憶というのは強烈に人の心を動かすものなのですね。

 

さて、昨日、長女(高2)の体育祭だったらしいのですが、

面白いことをしようとする上級生への先生方の取り締まりが納得いかないと言っていました。

「今後、レールのない時代を生きていかなきゃいけないのに、どうして枠に入れようとするのかわからん。おもしろくないことを面白くしようとしているから、わかってほしい」とすごくもっともな意見をそこそこ展開して、なるほどと思ったり、でも先生の立ち位置もそれなりに理解できる私は大人だったりで、ふむふむと聞いていました。

そのうち、進学クラスの同級生に対して「やりたいことがあるならしたらいいのに、なんでしないのかな?」「やりたいこと今のうちからやってないとどんどんできなくなるのに・・・。」というつぶやきも聞かれました。

今後、ますます「レールで敷かれた人生なんて、そんなの幻想」という時代に突入しそうですものね。

そんなこともあって、この本をまとめアウトプットしようとてみようと思いました。

「LIFE SHIFT〜100年時代の人生戦略」

どんな本なのかというと、経済学者と心理学者の共著で「今後、人生80年が人生100年になるにもかかわらず、なかなかいいロールモデルも知恵もまだないので、今のうちから自分でちゃんと考えて設計しましょう」という話です。まだ起きてないことを考え抜く本です。

例えば、いまの80歳は、20年前の80歳とは見かけも、元気さも全く違います。私達も30歳、40歳のイメージがずいぶん変わりましたものね。

先日、「楢山節考」(姥捨山の実写版)(昭和58年 緒形拳 坂本スミ子主演)の映画を見たのですが、あんな時代が日本にも昔あったのだと、生活環境と70歳のイメージが現在とあまりにも違い、びっくりしました。

サザエさんだと、波平さんが54歳、フネさんが52歳の知ってました?ノリスケさんは25歳、アナゴさんも27歳なんだそうです。昔からあるホームドラマだからこそこんなに年齢に対する感覚は変わってことがわかりますね。

そして私達の引退も、60ではなく、80か90まで働くかもしれません。引退・就職という言葉も意味が変わってきそうですね。

長く働くことを前提とすると

・エクスプローラー

・ポートフォリオワーカー

・インディペンデント・プロデューサー

のような新しい働き方が増えてきて、片働きで、かつ会社勤めのような形態が時代に合わなくなぅてきていることを著者は警告しています。

特に、将来的にインディペントプロデューサーになるためにはそれなりの準備と経験が必要であり、その心構えをまだ日本人の多くがまだ持っていないことを日本向けの序文において著者は警告しています。

序章において今現在最も大きな変化の一つは

「長寿化」であり、半数以上の人が90歳以上まで生きると予想されます。

20世紀では

教育→仕事→引退 と人生のフェーズ考えてきましたが、

人生100年を考えると、少なくとも、そんなに長く引退して過ごすほどほとんどの人が裕福ではありません。

だからと言って、キツキツにいつまでも働いたら、それはそれで不幸です。ではどうすべきなのか?

著者は

「70代、80代まで働くことを前提にした働き方を開発すること」を勧めています。そのためには、既存の知識や知恵に甘んじることなく、継続的な学習とスキルの再構築、生産性の向上が必要です。

そして「マルチステージ」と呼ばれるこれまでの教育→仕事→引退の単縦なステージでなく、様々なステージを行ったり来たりするようになるとのことです。

そして余暇においては自分の時間を消費するだけのレクリエーションではなく、将来のための

リ・クリエーション

を行い、人生構築のための投資に当てるようにするのです。

そして、(前述の子供の疑問にも、答えになりそうですが)

今後ますます、年齢とキャリアがリンクしなくなるし、たくさんの選択肢をキャリアの中で持っていくことが人生を豊かに暮らすことにつながっていきます。

また、若くない人でも様々な実験を行えるようになるため、何歳になっても新しい生き方を目指すことができます。

そしてこの本が言いたいことは

「自分の人生を100歳までと捉えた時に、100歳から見た今の自分、70歳や80歳の自分をどう捉えるか?」

ということを逆算して考えて欲しいということです。

今、私たちが直面している長寿化は、過去の延長でなく未来をどう自分たちが組み立てて行くかを考えて一人一人が向き合っていかなければならないという言葉は本当に納得ですね。考えて未来を設計していきたいものです。

 

最後までお読みくださりありがとうございます。

 

 

TANGOリハビリ研究所
This email was sent to | Unsubscribe | Forward this email to a friend